きものと季節

きものは季節によって仕立て方や素材が変化しますし、上に着るものや持ち物なども変わります。ここでは私の体験を織り交ぜて、基本的な目安として区分けしてみました。最近は気候が不順で、暑かったり寒かったりしますので、その時の気候に合わせて臨機応変に判断してください。まあ、寒い時期は袷で、そろそろ暑くなってきたかなという時期は単衣、メチャ暑い時期は薄物と覚えればいいのではないでしょうか。
袷は、裏を付けて仕立てたきもの。単衣は、袷仕立てにする生地を裏を付けずに仕立てたきもの。薄物というのは、絽・沙・麻などの透ける素材を単衣に仕立てたきもののことです。
きものの世界では先取りを重んじます。多少季節より先のきものを着るのは粋ですが、すぎた季節のきものは野暮になりますのでご注意を。

季節 きもの ショール 羽織 コート
道行き
備考
1月  新春なので華やかなきものがいいでしょう。
 ウールのきものなら単衣でもOK。
2月  非常に寒い日は肌着の下にババシャツで防寒をしたりします。
 ウールのきものなら単衣でもOK。
3月  暖かくなってきたので明るい色柄のきもので。
 小物なども春らしいものがいいでしょう
4月 ×  羽織は明るい色目のほうがいいでしょう
 ショールもレース等の軽い印象のもので
5月 袷〜単衣 × ×  本来は袷ですが、最近は温暖化のせいかとても袷を着る気がしないです。
 襦袢は楊柳などの涼しいもので調節しましょう
 羽織は透ける素材のものならOK
6月 単衣 × ×  雨の日用にガード加工したきものだと安心雨コートも薄いものだと
 おしゃれです。羽織は最近はちりよけのために着る方もいるそうです。
7月 薄物 × × ×  帯揚げ・帯締め・草履・バッグなどもすべて盛夏用で。
8月 薄物 × × ×  帯揚げ・帯締め・草履・バッグなどもすべて盛夏用で。
9月 薄物〜単衣 × ×  中旬までは薄物で、それ以降は単衣で。
 羽織は最近はちりよけのために着る方もいるそうです。
10月 ×  暑くても袷を。
 襦袢や肌着などで涼しくなるよう工夫をして
11月  寒い日は羽織・道行きなどで防寒を
12月  ウールのきものなら単衣でもOK
 ショールはウールやカシミヤなど暖かいのもで